日本人が愛する・・・「花の心情」〈桜花編〉 (感じる写真集シリーズ第23集)

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商品コード： 116-1661931391

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●古来日本人が一番愛し、しかも日本の国土を象徴する花(=国花)は『桜(サクラ)』であることは、誰れもが認めると思います。俳句の世界でも『花』といえば、桜の花を指すほどです。ちなみに桜は、梅や桃・杏と同じ『バラ科サクラ属』で、野生種・園芸種を併せると600種以上もあるそうです。

●ではなぜ桜が日本人にそんなに愛されるのかを、私なりに考えてみると以下の6点に要約できそうです。 1花の咲き方の絢爛・華麗さと優雅・上品さ (関連語)千本桜、花の雲、お花見 2花の散り方の潔ぎよさと儚さ (関連語)桜吹雪、花の滝、花嵐、花屑 3花の始終を歳月や人生の流れと同一視しての共感性 (関連語)姥桜、残花、花の情念 4開花が教えてくれる季節や年度の移りめとしての花暦性 (関連語)花便り、桜開花予報、桜祭り、校庭の桜 5花見の時期・場所・時刻で異る表情の多彩性 (関連語)初桜、老桜、深山桜、吉野桜、花朧、夜桜 6花からの連想による古都や寺社・遺跡への郷愁性 (関連語)銘木桜、御所桜、一本桜、記念桜

●そこで今回は、この『桜の魅力(=心情)』を編集テーマと」しました。巷間には桜の寫眞は溢れ、掃いて捨てられる程散り積り状態ですが、敢えてこの散る花の一冊に仲間入りしてみました。桜については全く無知な私ですので、寫眞の整理・編集は花の形だけで4種に大別・配列し、最後に"第五章風情桜"として背景の中の桜の寫眞を少し追加しました。撮影は全てポケットカメラのスナップで、背景を入れず桜だけを強調しました。ただ残念ながら『桜吹雪』だけは撮れませんでした。尚写真には古来日本人が桜を読んだ有名な詩句を附してみましたが、数が不足のため、自作の句もどきの説明文(?)で補充しましたので、御許し下さい。

●最後に、今回この寫眞を御笑覧頂くと共に、更に私達日本人が愛する『桜の魅力(=心情)』を、少しでも再認識して頂けたらと願っております。

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